yon-1997’s blog

架空地図と社会学的想像力とその他

【架空地図制作記#1】今日から書き始める

先日書かせていただいた、「表現する勇気」というブログ。

 

yon-1997.hatenablog.com

 

私は架空鉄道、そこから派生した架空地図、架空国家を制作していますが、それをどこにも公表したことがなく、その勇気が欲しいというブログです。

 

しかし先日、他人のブログを読もうと頑張ってみたところ、ある一つのブログ記事を見つけてしまいました。

 

nrnitto-railwayhg.hatenablog.com

萩森想の思考の森さんの、日東国です。

こちらは日本の地形をもとに、道州制を採用し、作者の架空鉄道のために架空世界にしたというものです。

この記事を見て私は衝撃を受けました。

なぜなら私の架空鉄道・架空世界も、実在の日本がモデルだからです。

私の場合は日本の地形そのままを使っているわけではありませんが、本州と北部の広大な島(=北海道)、西側の二つの島(=四国と九州)をメインとする国土に張り巡らされた鉄道網は、ほぼ日本と同じ形だからです。

具体的に言うと、国の真ん中に大きな湖があり、その西側にバイパス路線が通されていて、特急列車が走るという湖西線のようなものがあったり、太平洋ベルト状に主要都市が作られていたりします。

とはいえ、架空鉄道・架空地図と謳いながら、実在の日本をモデルにしていることについて、私は悩んでいました。果たしてそれは架空なのかと。この点についても、萩森想の思考の森さんは述べています。

しかし、「日東国」では一部オリジナルの路線を除いては大半が現実の日本の実在路線をトレースしています。「これではオリジナリティがないのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

なぜ、この様な形を取っているかというと、現実路線でも中身を好きなように妄想すればそれも架空鉄道ではないかと考えているからです。もっと突き詰めて言うと、既存の路線でも好きなように妄想して遊べるようにしたいからです。

そう、既存の路線を好きなように妄想する、これが私が目指しているものなのです。

私は鉄道のダイヤが好きな時刻表鉄なのですが、現実の日本では、人口減少、旅行の多様化、さらに近年ではコロナ禍での需要減少といった困難から、鉄道ダイヤは縮小していく一方です(相鉄など一部を除く)。

また、特急型車両の普通列車間合運用や夜行列車、都市間特急列車などは削減され続けており、オタク目線から語るにはあまりにも失礼なのですが、「つまらなくなっている」と思うところも多いのです(鉄道オタクは一般利用者に迷惑をかけながら、鉄道会社の提供する旅客サービス・経営戦略をマニアックな視点から追わせていただいている立場なので、一切の意見を言う筋合いはないのです)。

それを、自分自身の理想を空想の世界で実現させるという喜び。これを享受したいのです。

しかし鉄道というのは人が使うことで、初めて意味のあるもの。人口0人の土地には、1両編成の1往復たりとも過剰なダイヤとなります。

私が理想とするダイヤを作るには、どれくらいの人口が必要なのか?

さらにその人口を抱えるには、どのような産業構造や社会通念が必要なのか?

私が勉強してきた社会学的な観点も使いながら、そして私の別の趣味の一つでもある街歩き・地方都市好きの欲も満たすべく、架空鉄道から派生した架空地図(架空世界)も作るようになりました。

 

私は現在、架空鉄道(全国規模・都市圏内の規模)、架空世界(前述の架空鉄道が走る舞台。架空国家とも)、架空都市(架空世界の中のミクロな都市の地図。現在首都圏を製作中)、そして架空都市の中に根付く生活(架空の百貨店や学校、バス路線、人口構造、それを生み出す社会通念など)を描いています。

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架空地図

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架空鉄道

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架空都市

同時進行なのでどれも中途半端というか作り始めなのですが…

 

このブログを第一話として、不定期でも私が思い描く架空〇〇を載せていきたいと思います!