大学生の頃の思い出のお店
今週のお題「復活してほしいもの」
私は東京都内の某私立大学に通っていました。一応大学名は隠しておきます。
大学のそばに学生街はなく、どちらかといえばオフィス街の、サラリーマンのための飲食店街しかありませんでした。
その中に、とある立ち食い蕎麦屋がありました。
オフィス街の立ち食い蕎麦屋、一見何の変哲もないものですが、その味は絶品。
そして安い。うちの大学の学食は私が知る限り、都内でも随一の美味しくなさ(学年が上がるにつれて味と値段がアップ)。
もちろん蕎麦もショボい(ショボいというか、この値段ならこの味だよね。だったらカップ麺食べるかもっといいお店行くわ、という感じ)。
そんな中、学食に+50円くらいで、長野県で食べるくらいの超美味しい蕎麦が食べられるこのお店は、私や社会学科の友人の憩いの場でした。
しかもこのお店は、夜間には居酒屋に変貌。狭い店舗ですが、美味しいおつまみと美味しいお酒がいただけました。
しかし、そのお店は最近調べたら閉店。コロナの影響かとも思いましたが、実は学生の頃から、人手不足で夜の居酒屋営業は中止していることが多かったです。
そのため結局居酒屋には1度しかいけませんでした(しかもその時、昼は力仕事の単発バイトをこなしていたせいで疲れており、少し飲みすぎただけで家に帰れなくなるほど悪酔してしまいました)。
最後に行ったのは、大学の卒業式の日。正確に言えば卒業式は中止でしたが、学生は自主的に集まって写真を撮ったりしていました。その帰りに行きました。思い出の冷やしのぶっかけそばを食べた気がします。
現在、私にとっての蕎麦といえば、仕事中に時々食べるゆで太郎の美味しさに驚きつつ、「蕎麦前」が楽しめ、かつ入りやすい蕎麦屋を探すことです。
あのお店が今でもあればなと思いながら。