yon-1997’s blog

架空地図と社会学的想像力とその他

萌え!スキー客輸送臨時列車

今週のお題「冬のスポーツ」

 

毎週お題に参加しているけど、「冬のスポーツ」は困る…

なぜなら私はスポーツをやらないから。

 

でも私の趣味、鉄道に引き付けて考えると、冬のスポーツ、特にスキーなんてのは非常に重要な存在です。

 

現存していませんが、2000年代前半まで、国鉄→JRにはシュプール号という列車が走っていました。スキー客を輸送するため、都市部からスキー場のある地まで臨時列車を運行していました。

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1998年12月のJR時刻表より

 

 

 

ja.wikipedia.org

通常は走らない区間に夜行列車(復路は昼行列車)が走ったり、定期の特急列車が延長運転されたりと、スキー客輸送列車はダイヤ好きの私としては非常に興味深い存在です。

 

時刻表の上でしか知りませんが、品川〜山形(シュプール蔵王号)や姫路〜白馬(シュプール白馬・栂池号)、越後湯沢〜金沢の特急はくたかが金沢〜大阪(!?)まで延長運転、特急水上が上越新幹線と並走する越後湯沢〜上野間で運転など、現在では考えられない列車が多いです。

 

シュプール号は急行が多く価格が安いのが特徴なのですが、かつて人気を博した号か寝台特急北斗星で首都圏から北海道のスキー場まで運転された、北斗星トマムサホロ号という料金が高めの列車もあったようです。

 

しかしシュプール号は衰退し、廃止されてしまいました。夜行臨時列車はダイヤ設定が難しく、低廉なツアーバスや自家用車に対しては価格面でも劣ってしまったからです。私の周りにはスキー・スノボ好きの友人が多いですが、やはりバスや自家用車でスキー場まで行っています。

 

さて、現在のスキー客輸送列車としては、JR東日本であればガーラ湯沢行きの上越新幹線東武鉄道スノーパル23:55が有名です。

ガーラ湯沢行きというのは、通常東京〜越後湯沢で走行する上越新幹線たにがわ号を、スキー場最寄りのガーラ湯沢駅まで季節限定で延長運転するものです。

スノーパル23:55は、近年では存在すら珍しい夜行列車が、私鉄で運転されるというのが特徴的です。

特にJR東日本の「JR SKISKI」というキャンペーンは有名で、「ぜんぶ雪のせいだ」などは知られたフレーズではないでしょうか?新幹線は速いですし、日帰りにはもってこいでしょう。

 

私が作っている架空鉄道では、スキー客輸送列車もぜひ設定したいところです。そのためには、鉄道が車よりも有利に立てる要素が必要です。安ければ若者に人気が出るでしょうが、採算が取れなくなってきます。ならば、スキー場を鉄道会社や関連会社が運営し、そちらの集客のためにスキー列車を運転する、キャッチーなキャンペーンを打ち出す、なんてのがいいかもしれません。また設定を練ります_φ(・_・