yon-1997’s blog

架空地図と社会学的想像力とその他

3月の目標!

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3月になりました。気がついたら外もすっかり暖かいですね。

毎月、毎日充実してすごすために、できるだけ毎月目標を決めていきたいなと思います。

 

1.読書→5冊+α

今日から読み出したのは、『君たちはどう生きるか』。数年前になんか話題になっていた気がしますが、とりあえず岩波文庫のものを購入。

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1/4くらい読みましたが、わりと面白いです。

1月2月で6冊ずつ読めていましたが、読みやすい本が多かったためです。今月は難しい本を読みたいところ。また、2週目読書の『偏見や差別はなぜ起こる?』も読み終えたいところです。

ちなみに、2月のまでの読書の成果↓

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昨日載せ忘れていました。読んでくれた方には申し訳ないです…

 

2.架空地図→全国地図完成

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1日1行のペースで描ければ、余裕で完成します。

ところで、ここから鉄道路線図や高速道路を描いていくのって二度手間なんですよね…

 

3.架空地図→首都圏路線図完成

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日本で言うところのJR東日本の東京周辺+郊外の鉄道路線の路線図を完成させたいところ。

駅名は全て考えるのは無理ですが、路線の形は決まっているので完成目指します。

 

4.架空地図→新規に10枚描く

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下書きはいっぱいあるので、デジタルデータに新たに10枚描き起こしたいですね。

 

3月は旅行に行く予定がなく、また仕事も忙しくなるので、逆に家にいる時間でできることを頑張りたいです。

また鉄道ダイヤは目標が立てづらいのでとりあえず3月は目標としては作りません。

 

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Twitterもやっているのでよかったら見ていってください〜

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【架空地図制作期#7】こまごま進捗の巻

直近の2つの記事のおかげで、このブログを読んでくださる方が増えました。読者になっていただいた皆様、ありがとうございます!

はてなのサービスは小学生の頃にうごくメモ帳を使っていましたが、その頃にも沢山スターをもらって大変嬉しかったのを思い出しました。

 

私の話はさておき、今日は私の架空地図・架空鉄道の進捗を載せていこうと思います。

 

1.全国地図

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1/3くらい完成

全国の地図はこんな感じです。南から作っており、全体の1/3程度できています。

見てわかる通り、九州と本州、それに四国のようなものがありますよね。私の架空地図・鉄道は現実からかなり参考にしているので、このような形をとっています。しかし違うのはその大きさ。

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1000km越えです。

スケールを横に載せたのですが、1cm=40km。すでに1000km以上になっております。最後まで完成させると、直線距離で全長3500kmほどになります。アメリカは西海岸から東海岸まで4000km、3時間の時差があるらしいので、それよりやや小さい感じです。

ちなみに時差は何も考えていない上、この地図はきちんと北が上になる予定なので、チリのように縦に長い国になります。ちなみにチリは4300kmほどだそうです。でもそうすると、地方によってかなり気候が異なりそうですね。

 

なお薄いですが県境もあります。県は全部で51県になる予定です。ちなみに右下の県は縦に360kmほどありますが、岩手県の2倍ほどあります。えぇ…

 

全国地図ができたら全国の鉄道路線図も作りたいと思っています。そもそもは架空鉄道をやっていたわけですしね。

 

2.首都圏地図

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郊外

現実の日本でいえば東京にあたる首都圏の、郊外にあたる部分は幹線道路と線路を主に描き込んでいます。地図によっては路地や病院、大学も描き込んでいますが、まだ全然進んでいません。そもそも下書きの地図のまま、デジタルデータにしていないものがほとんどです…

ある程度広い道路と主要な建物、駅を作って、早くバス路線にも挑みたいところです。

デジタルデータへの移行はこの記事で書いています。

yon-1997.hatenablog.com

 

3.架空鉄道

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朝しか出来ていません…

私の趣味のメイン、架空鉄道は、現実における湘南新宿ラインまわりから作っています。当然のごとく直通に直通を重ねたダイヤで、複数の路線の過密ダイヤを同時に作っているので、平日の朝しか出来ていません。本当はこちらも、全国・私鉄まで作りたいのですが、いったい何年かかるのやら…

運用や列車番号まで考えると、本当に時間がかかります。最近いじれていません。

路線図はこちら。

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前に載せたところから変わっていません。

前にも書きましたが、東京です。理由は前述した通り。

 

4.架空国家の設定

前回の記事で、信仰についてなんとなく考えましたが、こちらはもっといろんな部分を練りたいなと思っています。

yon-1997.hatenablog.com

また、政治体制についてもなんとなく決めたいところです。

 

以上になります。お読みいただきありがとうございました!

 

 

 

【架空地図制作期#6】宗教・信仰と鉄道

1.はじめに

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架空鉄道を作る上で、宗教信仰は非常に大事な役割を担っています。

 

信仰は旅客の流動を促し宗教施設は地名、駅名になります

 

前者の例でいえば、JR東海の快速みえは伊勢神宮に、寝台特急サンライズ出雲出雲大社に参拝する乗客が多くいます。相方のサンライズ瀬戸号も、最近では琴平への延長運転を行っていますね。小田急西鉄は初詣に特別な輸送を行います。

これらは神道関係ですが、天理教には天理臨、廃止済ですが仏教なら岩手県中尊寺金色堂観光向けのジパング創価学会には創価臨といった臨時列車もあります。

 

後者は仏教関係でよく見られます。駅名にもなっている、吉祥寺、修善寺東福寺善通寺などが有名どころでしょうか。神道なら鹿島神宮など。

 

ただし、日本人の感覚からして、信仰の証というよりは、観光目的や単なる地名としての扱いに終始してることも多い気がします。そのため、架空鉄道では○○寺駅という形でのみ、宗教はかかわっていそうです。

 

 

2.架空宗教を作る

 

しかし宗教から架空で作れば、旅客の流動を一から生み出すことも可能です。例えばムスリムが一生に一度はメッカを目指すというような、巨大な需要は魅力的です。

 

ja.m.wikipedia.org

 

ただしデメリットがあります。

まず、宗教の設定を一から考えるのが非常に面倒だということ。私は宗教学者でもなければフィクションを書いたこともないので、この手の設定は苦手です。

 

また、仏教が無ければ寺とつく地名や駅名は使えず、神道が無ければ○○神宮が使えません。

架空鉄道にはあまり関わらないですが、キリスト教が無いとミッション系の私立学校が成り立ちません。

これらは非常に惜しいところです。

 

そこで私はその折衷案とすることにしました。

まず、神道・仏教・キリスト教は架空地図・鉄道を考える上で無視できないものなので、現実と同じように存在させます。

ただしせっかくならオリジナリティも出したいので、名前をもじります。

 

神道神教(語感を残す。なお念のため現実に固有名詞として存在していないかチェックしました

神社や神宮などは名前を使わせていただきます。

 

仏教→舎利教(仏舎利という言葉からもじる。なお舎利とは「シャリーラの音写であり遺骨または遺体を意味する」そうで仏教用語でもあるそうですが、見なかったことにします)

 

ja.m.wikipedia.org

 

寺や○○天という言い方は使わせていただきます。

ただし恵比寿とか吉祥天とかは使いません。阿弥陀の阿弥は使っちゃっているので要改称ですね…

 

キリスト教はまだ考え中ですが、似たような概念さえあれば問題ありません。国際基督教大学のような名称が作れないのが難点ですが…

 

 

さて、(一応)架空の宗教が作れたので、今回は一番現実の信仰の仕方からイメージしやすく、かつオリジナリティが舎利教よりある神教を使って鉄道の需要を創生していこうと思います。

 

 

3.海外の信仰を援用する

 

と、その前に付け加えることがあります。ここまでは宗教ベースでの話をしていましたが、信仰や習慣という点では、援用したいものがあります。

それは、中国の春節(およびそれに伴う春運)と、アメリカのホリデーシーズンです。これらは宗教にも関係していますが、より人々の慣習的な側面が強いと個人的に思うものになります。

春節はざっくりいうと中国版の帰省ラッシュですが、その規模や壮絶さは日本の比ではありません。YouTubeで春運と調べると、その凄まじさがよくわかると思います。

ja.wikipedia.org こちらはWikipediaの記事

中国では地方から都市部にやってきた出稼ぎ労働者が、春節をなんとしても家族で過ごすために、必死で帰省をすると言います。日本のように盆と正月の2回チャンスがあるわけでもなく、さらに家族とのつながりが日本より強固というのであれば、その帰省ラッシュの激しさも頷けます。これを架空鉄道に応用すれば、臨時ダイヤをより過密に、よりカオスにすることが可能です

(もちろん中国のように、実家に帰るのにお土産を大量に用意したり、親族から結婚を催促されたりと、架空国民は辛いことも増えるとは思いますが…)

 

ホリデーシーズンは鉄道には関係ないものだと思います。しかし家族で特別な食事を取ったり、商戦として人々の行動や経済に大きな影響を与えるもので、アメリカに行ったことがない私から見ても、なんだか楽しそうな印象を受けるものです。というかスターバックスにやたらと通っていたら、12月くらいには店内でホリデーという言葉が毎年使われているのに気が付きます。

 

meaning.jp

スタバはアメリカの企業ですからわかりますが、例えば日本におけるクリスマスなんてのは、恋人と過ごす時間、限定のスイーツやショッピングといった「託けたイベント」となっています。

私の架空国家がホリデーシーズンを外国の文化をオシャレなものとして真似して楽しむということがあれば、鉄道会社もそれに便乗して行楽用の列車を走らせる…なんてことがあっても不思議ではありません。

実在の列車名を借りてしまって申し訳ないのですが、「ホリデーシーズンあずさ」とか、「ホリデーサンダーバード」みたいな名前で臨時列車が走っても面白そうじゃないですか?

 

 

4.架空国家の宗教・信仰による鉄道輸送

 

春運とホリデーシーズンを確認したところで…

 

私の架空国家では、

①神教をなんとなく信仰する人が多く、それは日本のように初詣や寺社への観光もさることながら、親族へのつながりが非常に強固なため、夏と冬には都市部から地方へ帰省する人が多い。その帰省ラッシュは壮絶であり、鉄道の増発は限界まで行われる。切符の争奪戦もあるが、大学などで特別な窓口が開かれる。

どこかの外国のホリデーシーズンを真似ており、冬のある時期にはそれに託けたレジャー・観光が行われたり、学生は長期の冬休みによって帰省をする。国全体でクリスマスのようになんとなくお祭りムードであり、鉄道会社でも特別な臨時列車が多数運転される

 

という文化にしようかなと思います。書いてて思ったんですけど、クリスマスって固有名詞的だけどそのまま使いたいなぁ…

 

 

5.おわりに

 

さて、結構な長文になってしまいましたが、今回もお読みいただきありがとうございます!

一人で作る架空地図ですが、こうしてブログで発表することによって、より深く向き合える気がします。また、もし応援してくださる方がいたら、とても励みになります。

 

 

Twitterでも時々進捗載せてます。それ以外のつぶやきの方が多いですけどね🤗

 

【架空地図制作期#5】学校って多いんやなぁ

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1.現実の地図からの気づき

都心の地図を描くべく、現実の地図を見ていると、あることに気がつきました。

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モデル:東京都目黒区、東急東横線都立大学駅周辺

黄土色の部分、「文」と書かれたところは学校ですが、結構な数あるものです。

 

私は神奈川のド郊外出身なので、東京の学校の数に驚いてしまいました。いや言われてみれば、今住んでるところでも小学校とかよく見る気がします。意識していないだけで。

 

当たり前ですが、多いのは小学校ですね。東横線の東側だけ見ても、鷹番小、碑小(なんて読むんだ?)、向原小、原町小、大岡山小、中根小、緑ヶ丘小などとかなりの数です。
区立中学校は番号で振られているところが多いですが、地図で確認したところ、第十一中学校まであるようです。すごい。と思ったら、廃校などにおよって5校しか存在しないようです(Wikipedia:Category:目黒区の中学校より)。

ナンバリングではない中学校は、ナンバリングの中学校の統廃合で出来たみたいです。ざっと調べたところ、

第一中学校

第七中学校

第八中学校

第九中学校

第十中学校

第十一中学校

第二・五・六→目黒中央中学校

第三・四→大鳥中学校

第一の分校→東山中学校

 

ということになっているようです。

 

私立中高も結構な数あります。多摩大目黒中高、八雲学園中高、玉川聖学院中高、香蘭女学校など。中学受験に興味のある私としては、注目しちゃうところです。学芸大の付属は小中が同じ敷地、高校が学芸大学駅付近と離れているのが気になります。

日本一カッコいい学校名だと思ってる桜修館中等教育学校は、都立の中高一貫校です。

大学も都立大学駅からは(駅名のわりに)離れますが案外多く、駒澤大学東京工業大学昭和大学星薬科大学など。でも流石に都心部の方が多いですかね。

 

私は転校を経験したことがないので小中高大1つずつしか通っていませんでしたが、それでもさまざまな人と出会い、多くの思い出(もちろん楽しいことばかりではないですが)があります。
これだけの数の小学校・中学校があるということは、それだけ多くの学校文化やいざこざ、青春があるということです。想像しただけで尊い気持ちになります。

 

尊い気持ちになりついでに、データで小中学校を見てみます。これも架空地図の参考になるのです。

 

2.現実の公立小中学校のデータから

平成21年度と古いデータですが、板橋区が何かで使ったと思われる、23区の「公立小学校の学級数・児童数の23区比較」「公立中学校の学級数・児童数の23区比較」という資料を見つけました。

https://www.city.itabashi.tokyo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/012/656/attach_26145_10.pdf

まずは小学校から。見ると、学級数の平均が23区全体で13.7なので、13.7学級÷6学年で、1学年につき2クラスくらいとなるようです。少子化が進んでいるので、今はこれよりも少なくなっている可能性があります(もしかしたら23区への流入はあるか?)。

ちなみに1校あたりの児童数は409.3人とあるので、409.3人÷6学年で、1学年あたり約68人。それを2クラスで割れば、1クラス34人前後が平均となりそうです。私の母校では1クラス30人弱、3クラスあったので、クラスは少ないですが児童数は多いように感じます。きっと教員の数や自治体の方針などが関係しているのでしょう。

 

続いて中学校。学級数の23区平均は10.510.5学級÷3学年で、1学年につき3クラス強。生徒数の23区平均は339.9人なので、339.9÷3学年で1学年113.3人。さらに3クラスで割ると、1クラス37人強となりました。私の母校はマンモス中学校だったので、1学年7~8クラス、1クラスに40人くらいいたことを考えると、コンパクトなものです。

(目黒区を取り上げて板橋区から孫引きして、あげく23区全体でガバガバに計算していますがお許しください)

 

3.子供の数が多い場合の学校の形

さて、私が地図を作っている目的は架空鉄道のため。鉄道のダイヤを盛り上げるためには、人口が多くないといけません。少子高齢化、つぼ型の人口ピラミッドなんてとんでもない!

出生率が高いことを想定したifを書いてくれている素敵なページがあります。Chakuwikiです。架空鉄道をする身としては、非常に面白い場所です。

 

chakuwiki.org

 

「ベビーブーム期の水準がずっと維持されていたら」という項目が非常に参考になります。

小・中学校は廃校どころか増設ラッシュ。それでも対応できなくなり校舎が高層ビルになる学校も出てきた。

都市部では土地の有効利用のため下層階が商業施設、上層階が学校になったりマンションと学校が一体化していたりしていた。

たしかにそうなですよね。土地がなければ学校は建たず、その土地を捻出するためには縦に伸ばすほかないでしょう。

もちろん多すぎる都市への流入人口はより郊外に広がり、都市部の生活や文化が現代の日本と同じと考えると、これだけの出生率はリアリティがありません(子育て支援の充実などを考えても面白いかもしれません)。

ですが、私が目指す架空地図における都市部の学校は、現実とは少し違った形にするのがベターな気がします。

 

このリアリティの持論については、過去にも少し書きました。

yon-1997.hatenablog.com

 

4.おわりに

結構な長文になってしまいましたが、お読みいただきありがとうございます!

一人で作る架空地図ですが、こうしてブログで言葉と図によって発表することで、より深く向き合える気がします。また、もし応援してくださる方がいたら、非常に励みになります。

 

 

Twitterでも時々進捗載せてます。それ以外のつぶやきの方が多いですけどね🤗

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萌え!スキー客輸送臨時列車

今週のお題「冬のスポーツ」

 

毎週お題に参加しているけど、「冬のスポーツ」は困る…

なぜなら私はスポーツをやらないから。

 

でも私の趣味、鉄道に引き付けて考えると、冬のスポーツ、特にスキーなんてのは非常に重要な存在です。

 

現存していませんが、2000年代前半まで、国鉄→JRにはシュプール号という列車が走っていました。スキー客を輸送するため、都市部からスキー場のある地まで臨時列車を運行していました。

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1998年12月のJR時刻表より

 

 

 

ja.wikipedia.org

通常は走らない区間に夜行列車(復路は昼行列車)が走ったり、定期の特急列車が延長運転されたりと、スキー客輸送列車はダイヤ好きの私としては非常に興味深い存在です。

 

時刻表の上でしか知りませんが、品川〜山形(シュプール蔵王号)や姫路〜白馬(シュプール白馬・栂池号)、越後湯沢〜金沢の特急はくたかが金沢〜大阪(!?)まで延長運転、特急水上が上越新幹線と並走する越後湯沢〜上野間で運転など、現在では考えられない列車が多いです。

 

シュプール号は急行が多く価格が安いのが特徴なのですが、かつて人気を博した号か寝台特急北斗星で首都圏から北海道のスキー場まで運転された、北斗星トマムサホロ号という料金が高めの列車もあったようです。

 

しかしシュプール号は衰退し、廃止されてしまいました。夜行臨時列車はダイヤ設定が難しく、低廉なツアーバスや自家用車に対しては価格面でも劣ってしまったからです。私の周りにはスキー・スノボ好きの友人が多いですが、やはりバスや自家用車でスキー場まで行っています。

 

さて、現在のスキー客輸送列車としては、JR東日本であればガーラ湯沢行きの上越新幹線東武鉄道スノーパル23:55が有名です。

ガーラ湯沢行きというのは、通常東京〜越後湯沢で走行する上越新幹線たにがわ号を、スキー場最寄りのガーラ湯沢駅まで季節限定で延長運転するものです。

スノーパル23:55は、近年では存在すら珍しい夜行列車が、私鉄で運転されるというのが特徴的です。

特にJR東日本の「JR SKISKI」というキャンペーンは有名で、「ぜんぶ雪のせいだ」などは知られたフレーズではないでしょうか?新幹線は速いですし、日帰りにはもってこいでしょう。

 

私が作っている架空鉄道では、スキー客輸送列車もぜひ設定したいところです。そのためには、鉄道が車よりも有利に立てる要素が必要です。安ければ若者に人気が出るでしょうが、採算が取れなくなってきます。ならば、スキー場を鉄道会社や関連会社が運営し、そちらの集客のためにスキー列車を運転する、キャッチーなキャンペーンを打ち出す、なんてのがいいかもしれません。また設定を練ります_φ(・_・

 

【架空地図制作記#4】アナログがデジタルになる時〜ネットカフェにて

架空地図を作るにあたって、下書きを描いています。

もちろんその下書きに道路や線路、地名などの情報を書き込んでもいいのですが、シャーペンや鉛筆を使うと消すことは可能ですが紙は傷み、また擦れると薄くなってしまいます。ボールペンで描いたら修正ができません。

そのため、現実的には修正も色塗りも容易なデジタルでディティールを加えていくことになります。

また地図データが複製できることで、複雑になりすぎるバス路線図をサブの地図に描くこともできます。

 

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全体の地図を見ながら、アナログで地図を描き(ネカフェでは道路などを全体と部分に加筆修正)、切り離す

アナログの地図をデジタルデータにするためにはスキャンをします。我が家にはスキャナーがないので、私はネットカフェを利用しています。

コンビニとの違いは、スキャナーの利用者が少ないため時間のロスがないのと、ブースが作業スペースになるのでアナログに加筆をしてからスキャン、読み込んだデータを即確認&ファイル名をつけることができる、利用時間によってはコスパがコンビニより高いという点が挙げられ、メリットばかりです。

いつも利用しているネットカフェは、DiCE池袋店です。コーヒーも無料で飲めるため抜群の作業環境です。

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DiCE池袋店

フラット席で紙を貼り合わせたアナログ地図を開き、地図を切り離してスキャンできるようにします。

なお、今回は都市の地図をスキャンしました。以前は全国地図をスキャンしています。その時に失敗した地図も再度スキャンしました。

 

スキャンした地図をクリスタであらかじめ作っておいたテンプレートに載せ、デジタルで描画できるようにします。

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テンプレートには赤紫色のデータ置き場を設けている

なお、帰ってから作業をして気がついたのですが、前回はスキャンした時の端が切れなかったのに対して、今回は切れてしまいました。ネットカフェやフロアによって置かれている複合機や設定が違うようです。縮尺が変わっていないのが幸いですが、作業に一手間出てしまう他、テンプレートからややずらして作業しないとズレが生じるようになりました。

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1枚目の下に2枚目(今回スキャン)が来ます。右端の海を見れば分かる通り、地図をテンプレからずらさないと1枚目とズレます

 

多少のガバは妥協しますが、やはり自宅にスキャナーを導入した方が確実なんでしょうね…

 

ということで、たっぷり進んだ架空地図です。特に首都圏の詳細な地図は学校や病院、埋立地の利用、バス路線の設定など、作り込むのが楽しい作業の土台になります。

ポリアモリー(複数愛)の視点から見た日向坂46の楽曲

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もしも友達の彼氏を好きになってしまったら?

 

 

突然ですが、私はとあるセクシャルマイノリティです。

それは、同時に複数の人を好きになってしまう性質です。それを、ポリアモリーといいます。

jobrainbow.jp

ポリアモリーとは、関係者全員の合意を得たうえで、複数の人と恋愛関係を結ぶ恋愛スタイルを指します。

この記事ではこのような定義もなされていますが、私は厳密には、複数の人と恋愛関係を同時に結んだことはありません。ですから、ポリアモリストとは言えないかもしれません。

 

ですが、昔から女友達が多く、彼女がいる状態でも、別の女友達とどこかに遊びに行ったり、その人のことを尊敬したり、その人と2人きりでいる時間にとても満足感を得たりしていました。

 

そのことについて、付き合っている女性に話してもいました。幸いにも、「浮気だ」と言って怒る人はいませんでしたが、中にはその話を別れ際にして、泣かれてしまったこともあります。

 

私の周りの女友達の方々は、皆自分の考えをしっかり持っており、とても尊敬できました。人間として、とても好きでした。

また私は(おそらく)異性愛者で、それでいて異性の友達が沢山いたので、異性と親密になるということに特別感はありませんでした。

 

しかしそこで直面する壁。それは、「恋人だけが唯一絶対的に上位の関係性なのか?」ということ。

 

恋人と上手くいかなくなった時、必ず浮かんだのは女友達の顔です。「私は彼女ではなく、この人と付き合った方が、幸せなのではないか?」という考え。でももちろん今の彼女のことだって好き。人にはいろいろな顔があって、尊敬できるところもあれば、もちろんおかしいと思うところもある。しかし、それを恋人だからって矯正させる、何かを強制して直させる権利はあるのか?恋人だけを100%好きでいて、他との関係を蔑ろにしなければならないのか?

同時に複数の人を好きになってはいけないのか?

 

そんな考えに苛まれていた時、一冊の本に出会いました。

きのコ著の『わたし、恋人が2人います。複数愛(ポリアモリー)という生き方』という本です。

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この本で、恋人が複数いてもいいのだということを認められた気がしました。

しかし、大学でいくら性的マイノリティの課題と尊厳を勉強しても、ポリアモリーについて耳にはしませんでした。

バイセクシュアルやレズビアンXジェンダーの友人はいても、トランスジェンダーについて世界仰天ニュースで見ても、彼ら彼女らがいくら社会的に認められようとされていても、ポリアモリー的考えは未だに「浮気」の一言で片付けられます(もちろん不誠実ではいけないとは思いますが)。

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普通、恋人というのは一対一の特別で、排他的な関係です(そして普通、恋愛関係とは異性と結ぶものです)。

普通、付き合っている異性以外を好きになってはいけません。

普通、付き合っている異性以外と2人きりで会ってはいけません。

普通、付き合っている異性以外と性行為をしてはいけません。

普通、普通、普通、普通、

普通!普通!普通!普通!

ふっっっっつううううううう

 

頑張って、普通にすごしましょう。

 

私には無理です。

 

www.youtube.com

 

日向坂46に、「どうする?どうする?どうする?」という楽曲があります。

4thシングル「君しか勝たん」に収録されている、一期生の曲です。MVに竹中直人が出演しているという強烈なインパクトこそありますが、私はこの曲の歌詞にものすごく思うところがあります。

あ、私自身は、この曲はとても好きです。MVで私の推し、高瀬愛奈が沢山出ているということを抜きにしても。

 

この曲は、

もしも友達の彼氏を好きになってしまったら

何も告白せずに胸にしまいますか?

それとも友達だから本当のこの気持ちを

彼女にだけはちゃんと伝えますか?

という歌詞で始まります。

この楽曲の歌詞は、大切な友人の大切な恋人を好きになってしまってどうすればいいのかわからなくなるという、とても切なく、苦しい、恋愛の辛い局面がよく表現された素晴らしいものです。

ただ、それを私の恋愛観に当てはめると、いろいろ思うところはあります。

 

私は友達の恋人を好きになったことはありませんが、恋人がいる友人を好きになったり、好きな友人に恋人ができたという経験は沢山してきました。

 

歌詞は次のように続きます。

 

誰にも嘘なんかつきたくないし裏切りたくはない

もちろん自分にも正直でいたい

矛盾してるってわかるジレンマ

 

LGBTQなどと括られる性的マイノリティのアイデンティティが重視される中(そして何故かビジネスの場の雇用だなんだって語られる中)、自分の恋愛感情に正直でいることは、当たり前のことであると認める動きが出ています。

 

しかし、恋人がいる相手を好きになることは、タブーのように扱われる。

 

これっておかしくないですか?

 

恋人がいようがなんだろうが、私はその人のことを人間として大好きなんですよ?

 

それなのに、誰か別の人がいるから諦めなきゃいけないって。その別の人は私にとって何なんですか?

 

もっとひどいのは、私が大好きな異性の友人が、恋人が出来たという理由で突然二人で会ってくれなくなるということ。

 

あなたは私を異性だから会っていたというわけではないはず。それなのになぜ、恋人がいるというだけで関係が断絶しなければいけないのでしょうか?

 

飛んで二番のサビ。

 

友情とるか?恋をとるか?頭が痛い

出口はどっち?

ホモ・サピエンスの遠い昔からのテーマ

これを解ける人がいたなら

そう間違いなくノーベル賞でしょう

 

作詞の秋元康はこう書いていますが、モノガミー、少なくとも日本におけるモノガミーは、明治時代以降のロマンチックラブイデオロギーによる新しい概念のはずです。原始以来、人は、少なくとも日本人は、複数での性愛関係・恋愛関係を結んでいたはずです。

この楽曲には参加していませんが、二期生の宮田愛萌が大好きな源氏物語平安時代の文学・社会では、複数の相手と逢瀬を重ねることもあったはずです。

 

恋愛を排他的な関係とすること。

恋人というだけで、人付き合いにおいて、「あなたはあの人(=恋人)よりも劣位の関係です」と明言する、人として冷酷な関係。

 

私はそんな恋愛規範で生きることはできません。